鋼管うんちく

鉄管の種類は?水道やガス管用など鋼管の性質にあった選び方

鉄管の種類や用途、鋼管との違い
宮脇鋼管は幅広い鋼材に対応!一貫生産の体制を整えています
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鉄管は、上下水道や空調、工場プラントの配管などとして使用されることが多い鋼管の種類の1つです。
日常であまり意識することがないかもしれませんが、さまざまな種類の鉄管が私たちの生活を維持するために活用されています。
今回は、鉄管にはどのような種類があり、どういった用途で使用されることがあるのかなどを、鋼管加工のプロである宮脇鋼管がご紹介します。

鉄管の種類

鉄管とは、主に上下水道や工業用水の配管、ビルの給排水、空調衛生用配管、工場で利用されるプラントの配管などに利用される鉄製の管のことで、水だけでなく、熱湯や酸素、ガスや液体などを流すために使われます。
日常生活では、鉄管を直接目にすることはあまりありませんが、私たちの暮らしを支え、都市の開発や産業の発展に大きな役割を果たしています。

鉄管と鋼管は種類が違う?

鉄管と似ている言葉に鋼管がありますが、鉄管は鋼管よりも炭素量が少なく、鋼管は鉄管よりも炭素量を多く加えたものという違いがあります。
JISでは炭素量0.02%未満の鉄を「純鉄」、炭素量が0.02%〜2.14%のものを「鋼鉄」と表記しています。鉄はそのままの状態では柔らかく、建築の部材などとして使用することは不可能なため、鉄に炭素などを加えて硬さや粘り強さを出します。
一般的に、炭素量が少ない純鉄に近い鋼材で製造された鉄管は、配管用として利用され、炭素量が多い鋼鉄でできた鋼管は建築部材として使用されています。
しかし、炭素量が多すぎると伸びの能力が低下し折れやすくなるほか、炭素量以外にも、Si(シリコン/ケイ素)・Mn(マンガン)・P(リン)・S(硫黄)などの含有量によっても強度や硬度、性質は変わるため、用途に適した鋼管・鋼材を選択する必要があります。

鉄管の種類と用途

鉄管は、外面や内面に熱処理やめっき加工などを施して特性を変えることで、用途に合った使い方ができるようになります。
そこで、一般的にどういった場面でどのような種類の鉄管が使用されているのかをまとめます。

配管用炭素鋼鋼管(SGP)白管

一般的に「ガス管」の名前で浸透している鉄管は配管用炭素鋼鋼管のことで、白管と黒管に分けられます。
白管は、炭素鋼鋼管に耐食性をもたせるために管の内側と外側に熱処理で亜鉛めっきが施されており、見た目は銀色の管ですが通称「白ガス」と呼ばれています。
主に、比較的圧力の低い蒸気や上水道用を除く水、油、ガス、空気などの輸送に使用されます。

配管用炭素鋼鋼管(SGP)黒管

黒管は白管とは異なり、炭素鋼鋼管に何もほどこしていない黒色の管で、通称「黒ガス」と呼ばれるものが配管用炭素鋼鋼管(SGP)です。
白管同様、高圧力に耐えることができないため、比較的低い圧力の蒸気配管、高温水配管として使用されます。

水道用亜鉛めっき鋼管(SGPW)

見た目は白ガス管と変わりませんが、SGPの白ガス管と比べて亜鉛めっきの膜厚が厚いのが水道用亜鉛めっき鋼管です。
「水道用」と名前についていますが、飲料水用には今は適用されていません。現在、飲料水用には水道用硬質塩化ビニルライニングと呼ばれる鋼管が使われています。
水道用亜鉛めっき鋼管の主な用途は、空調用、消火用、排水用などの水配管です。

水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(SGP-VA・VB・VD)

SGP管の内面を塩化ビニルで覆うライニングが施されたもので、腐食に強くなっているのが水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管です。
主に飲用水で使用する為の水を運ぶための給水配管で、どの建物にも必要な最も一般的な鉄管です。
内面の加工は塩化ビニルで共通ですが、外面をどのように加工するかによってVA・VB・VDの3種類に分かれます。

SGP-VA

VAは、SGPの黒管を原管とし、外面に一次防錆剤が塗布された赤茶色をした鉄管です。主に屋内配管用として利用されます。

SGP-VB

VB は、SGPWを原管としたもので、主に屋内配管用の他、屋外露出配管用としても使用されます。
外側には亜鉛めっきが施されており、見た目は白ガス管とほぼ変わりません。内面に塩化ビニルのライニングがあるかや刻印によって見分ける必要があります。
一般的にVAの方が安価なので、VAを使用することが多いのですが、給水の種類が途中で井戸水や非飲用水などに分かれる場合は、誤って接合するのを防ぐため、一方をVA、もう一方をVBにするなどして対策をします。

SGP-VD

VD は、SGPの黒管を原管として、外面も塩化ビニルで覆ったもので、主に、地中埋設配管用・屋外露出配管用として使用します。
外側の色は青色をしており、塩化ビニルで覆うライニングを施しているため、他のSGP管よりも外径が太くなる特徴があります。

圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)

高圧に耐えられるよう、管に厚みがあるのが圧力配管用炭素鋼鋼管で、冷温水管配管や消火配管、蒸気管、油管などとして使用されます。
配管の肉厚を表す呼称に「Sch:スケジュール」というのがあり、JIS規格で、Schの後に続く番号が肉厚を表すことが定められています。Sch10、Sch20、Sch30…と、番号が大きくなればなるほど管が厚くなり高圧に耐えられるようになっています。
尚、圧力配管用炭素鋼鋼管でよく使用されるのがSch40(スケジュールナンバー40)なので、通称「スケよん」と呼ばれています。

宮脇鋼管の鉄管加工について

宮脇鋼管では、常に配管用炭素鋼鋼管(SGP)白管と黒管の在庫を確保しており、そのほかの鉄管も取り寄せ対応が可能です。
約40台の加工機で、その場で開先、穴あけ、直切、斜切、塗装、曲げ、溶接、めっき、ショットプライマーなどの加工や当日出荷も対応できるので、お急ぎの方はまずはご相談ください。

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