鋼管うんちく

鋼管杭工法とは? 種類や回転杭工法の手順を解説

鋼管杭工法とは? 種類や回転杭工法の手順を解説

建物の崩壊などを防ぐために、地盤補強として行われる鋼管杭工法。
具体的に一体どういったもので、どのような手順で行われているのでしょうか。

今回の記事では、回転杭工法をはじめとした鋼管杭工法についての種類や手順などを詳しく解説していきたいと思います。

鋼管杭工法とは

鋼管杭工法とは

鋼管杭工法とは、建物を建設する際などに行う地盤改良工法のひとつです。
建物の地盤が軟弱な場合に地中に打ち込む鋼製の杭を鋼管杭といい、深度30メートルほどまで施工可能といわれています。

鋼管杭の主な用途は以下に挙げられます。

【鋼管杭の主な用途】

  • 建物等の基礎:住宅、工場、ビル、機械基礎、タンク基礎、競技場など
  • 橋梁の基礎:道路橋、鉄道橋、立体交差部の橋脚、橋脚基礎、橋台基礎など
  • 港湾、河川構造物の基礎:岸壁の控杭、桟橋、防波堤、水門基礎、クレーン基礎など
  • 土木防災向け:地すべり基礎、なだれ防止杭、擁壁基礎、地下土留め壁など

鋼管杭工法では、この鋼管杭を垂直に地中に鋼製の杭を垂直に打ち込むことによって地盤上の構造物を支えます。
地盤改良工法のほかのポピュラーな工法に「表層改良工法」や「柱状改良工法(深層混合処理工法)」がありますが、土質が悪い場合は支持層が深く、軟弱地盤な場合はこちらの鋼管杭工法を採用します。

その分施工にはほかのふたつと比べて手間と時間がかかるため、対応できる施工機材や施工管理が必要となりコストは高くなってしまいます。

鋼管杭工法の手順について

鋼管杭工法の手順について

鋼管杭工法にもさまざまな種類がありますが、なかでも「回転埋設工法」が特色のある方法です。
杭先端の羽根を利用して、杭を回転させ掘り進めるため、排土が無いのがメリットの工法です。先端羽根の形状は、各種工法メーカーによって異なり、それぞれに工夫がされています。

ここではそんな鋼管杭工法の大まかな手順についてご紹介します。

鋼管杭工法の手順1:鋼管杭のセット

施工機械および鋼管杭を打設位置に設置します。

鋼管杭工法の手順2:回転貫入開始

専用機械により鋼管杭を所定の位置に固定し、鉛直性を確認しながら回転圧入方で貫入させています。このときの鋼管杭の長さは計画長(設計杭長)を目安として、支持層と呼ばれている硬い層まで確実に貫入させていきます。

鋼管杭工法の手順3:貫入状況を確認

この工法で大切なのは地盤の位置や深さを正確に測定することです。鋼管杭の長さは地盤状況によりさまざまなので、状況に合わせて鋼管杭2本~3と溶接継ぎ手(機械式継ぎ手)を使って繰り返し所定深度まで回転貫入させていきます。管理基準値を満たしていることを確認したら、回転貫入を完了します。

鋼管杭工法の手順4:鋼管杭を接続する

必要な場所に①~③の作業を繰り返しながら作業を進めていきます。

鋼管杭工法の手順5:杭頭処理をする

根切り(掘削)後、所定の高さで切断し、杭頭処理を行って完了です。

鋼管杭工法の種類

鋼管杭工法やそのに手順について解説いたしましたが、次に鋼管杭工法の種類についていくつかご紹介したいと思います。

古くは丸太を使用することが多かった杭工法ですが、近年は鋼管やコンクリートなどの代替品が多く活用されています。
用途やコストによって使い分けているので、どんな種類があるのか、またそれぞれの特色について理解しておくとよいでしょう。

鋼管杭工法の種類1:小口径鋼管杭工法

小口径鋼管杭工法(しょうこうけいこうかんくいこうほう)とは、口径が101.6mm~267.4mmの鋼管杭を用いる工法です。地震などによる液状化の影響を受けにくいという特長があります。

鋼管杭工法の種類2:木杭工法

木杭工は地盤強化のために古くから用いられている木杭を使った工法です。環境負荷の小ささやコストを安く抑えられるメリットが評価されています。「木杭自体が腐ってしまうのでは」と心配されることがありますが、地下水位より深く杭が埋められている場合は、しっかりと防腐処理がなされていることに加えて地中は酸素がなく腐りにくいため、その心配の必要はありません。

鋼管杭工法の種類3:既製コンクリート杭工法

既製コンクリート杭工法は、既製コンクリートを用いた工法です。既成杭を使用するため、施工は比較的容易なことから多く採用されています。
既製コンクリート杭工法は大規模な構造物を築く際によく用いられますが、最近では戸建て住宅で使用することも増えてきました。

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